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「ここは……何処だ?」
少年は木が鬱蒼と覆い繁る森の中に一人佇んでいた。
「(それにしても何故こんなところにいるんだろう?俺は家にいた。それなのに何故………?)」
少年は辺りを見渡し、安全を確認すると座り込んだ。状況を理解し、これからどうするか等を考えなければいけなかったからだ。
「……一先ず身体に異常がないか調べないと。」
そう言い立ち上がると、軽い準備運動をし始めた。
「………」
そして10分後、大体の事を掴んだのでまたその場に座り込み、考えを巡らせた。
「(おかしい………おかしすぎる。軽く跳び上がったら10メートル位跳んでるし、まさか…………な……。)」
そこまで考え、少年は何故こうなったかを思い出していた。
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