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「おい!?嘘だろ!?」
零夜が飛び降りたことにより、教室の中にいた全員が血相をかえて窓に駆け寄り、下を覗き見た。
だが、下に見えたのは四階から飛び降りたにも関わらず、痛がる様子もなく校門に向かっている零夜の姿だった。
そして零夜は四階から飛び降りたのがなんでもないかのように鞄を片手で肩に担ぎ、約ニメートルはある校門をまるでフェンスでも乗り越えるかのように乗り越え、片手をつき綺麗に着地すると、その場を去って行った。
その姿を見ていた誰かが呟いた。
『化け物』と。
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