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ズチズチと指を出し入れされ中をかき混ぜられる。
内臓が圧迫され気持ちが悪い。
「ん…ハア…気持ち…ンあ…悪…い…」
解かされながら小さく声を漏らす。
中が、柔らかくなるうちに次々と指の数が増えていった。その分、辛くて苦しかった。
そして…、ぐちゃぐちゃに僕は解かされた。
突然、指が抜かれると僕の中にアイツが挿って来た。熱くて苦しくて…それが僕の初めてだった…。
苦痛と快楽と…誰かも知らない他人…。
コレが普通なんて思わけないけど僕の初めての性行は誘拐・監禁からの強姦的なモノだった…。
あれからベッドの波に呑まれて極彩色の海に溺れる毎日…。
今では、敏感な淫乱に成り下がった。それが、悔しくて悲しくて憎くてしょうがなかった。
アイツを殺してやりたい…。
早く帰りたい…。
早く安心できる場所に帰りたい…。
憎いのと恐怖と不安が入り交じる。
僕は、涙を溢してシーツを握りしめた。
今日もまた、アイツが僕を抱く時がもう、すぐまで近付いていた。
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