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俺は握手をする為に手を差し延べた
エールも笑い、手を出した
「こちらこそ」
シキ、エール合流…
「確かジョウトリーグに出るにはジョウトのジムに挑まなければならないんだよな」
「8つのジムバッチが必要になるみたい…」
「まぁ、そうなるな…そして最初のジムリーダーがキキョウシティのハヤトという事か…」
(ん?ハヤト…?なんか久々に聞いたような)
俺は自分の言葉を頭の中で繰り返した
(何かの間違いだろう…まぁ、良いか)
「どうしたの?」
考え事をしていた俺の顔をエールは覗き込んで来た
「え、いや…なんでもない」
俺は苦笑いした
エールは「何かありそうだ」と思いながら受け流した
「エール、ジョウトのジムバトルの方法を知っているか?」
俺は質問してみた
エールは言葉を詰まらせた
俺は咳ばらいをして話した
「ジョウトのジムバトルは全てダブルバトルで戦う事になっているんだ。一人で受けるも良し、二人で受けるのもアリって事さ」
「そうだったんですか…知らなかった」
俺は口元を少し緩めながらウィンクした
さらに俺は話し続けた
「ちなみにジョウトリーグは通常バトル…つまりは俺もライバルになるって事だ」
「へぇーシキってジョウトに初めて来たのによく知ってるね」
エールは最高のスマイルで言った
俺はそれを見てぎくりとした
(しまった…俺がシンオウのチャンピオンで一度ジョウトに来た事バレたのか…!?)
(しかし一回友人に会う為に来たとごまかせばなんとか…)
(……………………………って!!)
俺はエールを見た。エールは純粋そうな笑顔で俺を見ている
(ごまかそうとも純粋な笑顔をしているエールに嘘をつけねぇ!!!!)
さて…どうしようか
とりあえず…
「いや、ジョウトに来る前に知り合いから聞いたんだ」
頬を掻きながら俺はごまかした
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