*snow*

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「あうっ!?」 秋は鈴のおでこを軽く叩いた。 「馬鹿な事言ってないでさっさと帰るよ!!」 「はぁい……」 鈴はしょぼんっとなった。 鈴は私が恋に興味がない理由を知っている。 だけど、決して口にはしない。 そんな鈴の優しさが好きだった。 二人が店を出てしばらく歩くと 「あっ!手帳忘れた!!!」 っと鈴がいきなり止まった。 「あらら… どうするの?」 秋が聞くと 「ん~… ちょっと取ってくるよ!」 と鈴は明るく返す。 「ついていこうか?」 もう季節は冬、日が暮れるのは早く あたりはかなり暗くなっていた。 そんな中、女の子一人では危ないと秋は考えたのだ。 「大丈夫☆ ちょっと暗いけどお店すぐそこだから!」 「でも危なくない?」 .
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