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これは、遺書です。
本当のことを言うと、私、ずっと分かってたの。
あなたは私を愛してなかったって。
そして私は知っている...
あなたは私を守れない。
あなたは私を救えない。
だから...
あなたが何と言おうと、私は泣くのを止められない。
叫ぶのを止められない。
あなたは私のことなんて知らない。
あなたなんかに私は理解できない。
だからもう、あなたなんて必要ないわ。
もしこれ以上私に何か言いたいのなら、私はきっとあなたを殺してしまう。
だって、私は永遠にあなたの事を忘れたいから。
だって、あなたは嘘吐きだから。
あなたに理解できる?
あなたにこの言葉が読める?
あなたは覚えてるの?
でもね、私は知ってるのよ。
あなたには、出来ない。
あなたは、覚えてなんかない。
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