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ある日の朝。
朔「久しぶりの休みだなぁ。でもやることないな。…掃除でもするか。当分してないしな。」
久しぶりに休みの取れた朔弥は、ベッドの上で独り言を言っていた。
朔「とりあえず、ごみ拾いからだな。」
朔弥はそう言うと、すぐに着替えを済ませ、ゴミ袋片手に散乱しているゴミを次々と袋に放り込んでいった。
そして、数時間後。
朔「よし!ゴミはきれいに拾って、掃除機もいつもより丁寧にかけた。これで当分掃除しなくて済むだろ。」
朔弥は満足そうに部屋の中を見渡した。
そして、
朔「おっ、なつかしい写真が出てきたんだったなそういえば。」
掃除中に見つけた写真を手に取って見た。
朔「うわっ、俺と匡若っ!つか千奈と太一はまだ小さいな。これいつの写真だっけな…。あっ、千奈と太一に初めて会った時の写真だな。懐かしいなぁ。」
朔弥の持っていた写真に写っていたのは、匡一と朔弥の左右に幼い千奈と太一がぴったりとくっついている写真だった。
朔(思えば、千奈と太一と会ってからからかな。匡に悩まされる日々が始まったのは。)
朔弥は苦笑しながら、千奈と太一に初めて会った時の事を思い出していた。
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