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太「できる限りがんばるけどさ。絶対に近くに居てくれよ。」
千「わかってるわよ。」
匡「じゃあ、最後にもう1回作戦内容確認するぞ。」
千・太「はい。」
その後、作戦の内容確認を終えて、3人は日垣がよく通っている会員制のbarへ向った。
午後8時。
日垣が毎日のように通っているという会員制のbarSTAYに到着した3人。
匡「太一用意はできてるか?」
太「もちろん。耳に通信機付けただろ。鞄の中に通信用の小型マイクも入れたし。」
太一はバッグの中を確認しながら言った。
千「そういえば、会員証どうするの?匡兄が用意するって言ってたけど。」
太「そうだった。会員証ないと店入れないじゃん。」
千奈の言葉に太一も思い出したように言った。
匡「あぁ、そうだったな。この名刺持っていけば大丈夫だ。」
匡一は自分のスーツのポケットから名刺を出して太一に渡した。
太「匡兄の名刺?」
太一が名刺を見て、そう不思議そうに言うと、
千「!まさか匡兄あの店買ったの?!」
千奈がはっとした顔をしながらそう言った。
匡「今日は千奈の方が勘がさえてるな。」
太「えっ、マジで買ったの?!」
匡「あぁ。この店について色々調べさせたら、結構利益が出そうな事があったからな。それに、買っておいた方が作戦も進めやすいからな。」
千・太「………。」
サラッとそう言う匡一に2人は何も言えなかった。
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