ライバル

13/18
前へ
/130ページ
次へ
旭ちゃんは俺を突き飛ばすと、俺にビンタした。 「バカッ!何抱きついてんのよっ!!」 俺は頬を押さえて、廊下にへたり込んだ。 だって…痛かったんだもん…。旭ちゃんってば思いっきり殴るんだもん。 旭ちゃんは“ふぅ…。”とため息をつくと、科学準備室に入って行った。 ーガラッ。 「旭ちゃんっ!!」 「遊馬!扉を閉めてっ!!聞こえちゃうでしょっ!」 俺は言われるまま、慌てて扉を閉める。 「…旭、どうした?」 「姉ちゃんと話合ったから。私がセンセのこと好きだとかキスしたとか…。」 『えっ…』 旭ちゃんも話し合ったの!! お姉さんビックリじゃないっ!! 気まずいじゃないっ!! 旭ちゃん大丈夫かなぁ…。 .
/130ページ

最初のコメントを投稿しよう!

133人が本棚に入れています
本棚に追加