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「姉ちゃんは全部知ってたよ。だから、センセと幸せになるの怖かったんだって。」
旭ちゃん…？
何言ってんの？
「センセ？私はもう大丈夫。姉ちゃんと話をしてスッキリしたから…。
だから、もぅ一度姉ちゃんと話し合って？」
「旭…ごめん…」
「謝らないでよっ!!じゃあね！ちゃんと姉ちゃんのこと幸せにしてよ！」
旭ちゃんは俺の腕を引っ張って科学準備室を後にした…
旭ちゃん…振り向かない。
ひたすら歩き続ける。
どこに行くんだろう？
階段を上り続ける。
俺…旭ちゃんに声かけられない…
声をかけなちゃいけないような雰囲気だったから…。
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