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俺は旭ちゃんの腕を引き寄せ強く抱きしめた。
いっばい言葉をかけたかった。
でも、ダメだ…。
俺の胸の中で泣く旭ちゃんに何も言えない。
また何もできない…。
ライバルは芦屋だと思っていた。でも、芦屋だけじゃないんだ!!
俺も…俺が認められる男にならなきゃ…
ごめん…旭ちゃん…
また何もできない…
「…今日は抱きしめたんだ…ｸﾞｽｯ。」
「え？ああああああああっ!!ごっごめんなさい！」
俺は旭ちゃんから離れて平謝りをした。
俺としたことがぁぁぁぁっ!!
なんてことをぉぉぉぉぉっ!!
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