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校内の中、いろいろ探し回った。
旭ちゃんが行くところがわからないなんて…。
あー俺は何をやってんだよ。
旭ちゃんのことわかっていたつもりだったのに…。
あと探してないところは…屋上だっ!!
一目散に屋上に駆け上がって行った。
屋上に着くと、旭ちゃんがいた。
あの先輩と一緒に…。
「ハァ…ハァ…旭ちゃん…。」
俺に気付いた旭ちゃんは振り返って俺を見た。
旭ちゃん…泣いてた…。
あの先輩の胸の中で…。
「旭ちゃん、ごめんなさい。」
頭を下げて、大きな声で謝った。そのまま俺は話をした。
「俺…旭ちゃんと恋人になれるつもりでいた。でも別の男に行っちゃうって思ったら、怖くて何も動けなかった。話せなかった。」
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