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俺は顔を上げて、旭ちゃんを見た。
「俺…旭ちゃんが好きっ!!他の奴には渡したくないっ!!俺だけを見ててっ!!」
今の想いを伝えた。
一方通行だった想いを…。
でも、ちゃんと伝えていなかった。
旭ちゃんがどう答えるかなんてわからない。
答えが怖い…。
でも、旭ちゃんから目が離せない…。
「じゃあ、旭ちゃん先に部活に行くから素直にね♪」
先輩はぽんっと旭ちゃんの肩に手を置いてその場を去って行った。
…あれ?
あの先輩……。
「遊馬…。まさか、あの人を男だと思った?」
だって、あの先輩は筋肉すごいついてて、ムキムキで…髪は短くて色黒で…男じゃないの?
今、制服…スカートはいてたよ?
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