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「バカだなぁ、遊馬。あの人は女だよ。」
クスクスと笑う旭ちゃん…。
さっきまでの泣き顔が消えた。
よかった…。旭ちゃんは笑ってくれるだけでいい…。それが俺の幸せ…。
そばにいてくれたら、もっと幸せなんだけどな。
「遊馬…。あの…私…遊馬のこと好きかも…。」
へっ…?
真っ赤な顔した旭ちゃん…。
足は震えて…でも、目は俺を見てる。
「私も信じられないのっ!!何で遊馬なのかっ!!こんなつもりじゃなかったのに…。」
俺は旭ちゃんに近づいて、手を握った。旭ちゃんの小さな手が震えている。
こんな可愛らしい旭ちゃんが俺を…。
もぅ、嬉しい…。
泣きそう…。
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