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桜の並木道
爽やかに吹く風
雲ひとつない青空
今日は俺のデビューの日
この門をくぐればステキな出逢いが…
「ちょっと!そんなとこで両手広げて立ってないでよ!」
なんだよ…
この高校に入る前に感傷に浸っていたっつーのに…
ムスッとした顔で振り向くと、そこにはキレイな女の子が立っていた。
「あ…あぁ…」
「何よ?」
「いたぁぁぁぁっ!
俺の女神がぁぁぁっ!」
あまりの大声に周りの人が一斉に俺らを見る。
彼女は恥ずかしそうだけど、俺はそんなの関係ない!
こんなに早く出逢えるなんて…運命だ!運命に違いない!!
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