宿泊研修

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「離して…」 「えっ?」 「遊馬のばかっ!?」 俺の手を振り払ってミキちゃんは走り去って行った。 もしかして…前から俺のことを? 付き合ってあげるとか言ってたのは、冗談じゃなかったのか? 「気付いてなかったんだ。それで良く私を守るなんて言えたわね。」 「旭ちゃん…」 「ミキさんかわいそう。あんなに仲里くんを想っていたのに… こんな形で振られて…」 俺…なんも言えなかった。旭ちゃんの言う通りだ… 頭の中、旭ちゃんいっぱいで周り見えてないんだもん。 こんなガキじゃダメだ… .
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