片思い

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「朔ちゃん…旭ちゃんの片思いの相手知ってる?」 「……なんで私に聞くの?しかも朔ちゃんって…何?」 放課後…誰もいない教室で、ひとり本を読んでいた朔ちゃんに近づいて話しかけた。 誰にも言わないって約束したけど… 旭ちゃんと仲が良くて、信頼できそうな子と話したかったから… 「うーん?相沢朔良だから朔ちゃん? 俺も遊馬でいいから…」 「そんな勝手に……今日は元気ないね…」 「旭ちゃんの片思いの相手を知ったんだ…」 「……」 朔ちゃんは俺の話を聞いてるのかわからないけど、黙って本を読み続けていた。 .
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