高校生活3ヶ月

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「ますだぁぁぁぁっ!!」 暗く薄汚い倉庫の一室に俺の声が響く。 増田は驚いた顔で俺を見ていたが…そんなことよりも俺は旭ちゃんの姿を見て我を忘れそうだった。 「お前…あ、あいつら…どっ、どうしたんだよ?」 「あ゛ぁ?お寝んねさせてやったんだよ。」 「バッ…バカな…この辺じゃ悪で有名な奴らばかりだぞ…」 それがどうした? 急いで増田をぶっ殺してぇところだが…旭ちゃんを巻き込む訳にはいかねぇ。 増田…この一歩は俺が少しでも冷静になるための一歩だ… 俺はゆっくり歩いて増田に近づいた。増田は旭ちゃんから離れ、後退りする。 .
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