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「ま、待て…話せばわかる…あっ旭はやるよ!だから、やっやめろ…」
「旭ちゃんは物じゃねぇんだ…バカなこと言ってたらもう許さねぇからな!」
俺は増田をボコボコにしてから旭ちゃんのところに向かった。
旭ちゃん…震えて…
制服もボロボロだ…
俺はジャージの上着を旭ちゃんに着せた。俺のだからブカブカだけど…
「ごめん…俺がついていながら、こんな怖い思いをさせて…
ごめん…」
「ヒック…なん…ヒック…で…謝るの?ヒック…助けてくれたじゃない…」
「でも…こんなの守ったなんて言えないし…情けないよ…」
泣きじゃくる旭ちゃんを抱きしめたかったけど、手を握るのが精一杯だった。
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