高校生活3ヶ月

25/30
前へ
/130ページ
次へ
「ありがとう…もぅ大丈夫。」 旭ちゃんは頬につたった涙を手で拭き取ると、立ち上がり、ボロボロの増田に近づいて行った。 「あんた許さないからっ!!学校と警察に連絡させてもらう!」 「ひっ…ごっごめんなさい!もぅ近づいたりもこんなこともしない!だから…学校と警察には…」 増田はボロボロの体で旭ちゃんに土下座して、懇願していた。 旭ちゃんをこんな恐怖に陥れといて… あまりの勝手な言いぐさに俺も増田に近づいた。 「増田…お前のやったことは犯罪なんだぞ!何を勝手なこと言ってるんだっ!!」 「ひぃっ!!ごめん…ごめんなさい…」 ふと周りを見れば、増田と一緒にいた男たちは既にいなくなっていた… 逃げ足のはやい奴らめ… .
/130ページ

最初のコメントを投稿しよう!

133人が本棚に入れています
本棚に追加