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「ねえ、裕也君?」
「ん?」
蛍は疑問に思っていたことを聞いた。
「みんな私服……だよね?なんで迷彩服着てこないの?向こうで着替えるなら最初から着ていたほうが楽なのに」
「そりゃあな、1人や2人ならともかく街中に迷彩服の集団が居たらどう思う?」
その場面を想像し、少し考え込んでから蛍は答えた。
「んー……、ちょっと怖いかも……」
「だろ。同じ迷彩服でも集団になると『怪しい集団・怖い人達』って周りの心証悪くするんだ」
「そっか…」
「銃やナイフの露出は論外だし、トータルな印象として一般の人に威圧感・不信感を与えないように心掛けるのはマナーなんだ」
蛍は「なるほど」と頷きながら、周囲の印象は大事ということを頭の中に叩き込んだ。
そして今まで教わったサバゲのやルールやマナーを思い浮かべる。
(えっと…確か基本ルールは……)
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