二十年

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人はまったく集まって来ない。 僕は画用紙をだすと、目の前の公園の風景を画用紙にうつした。 まあまあの出来だ。 「絵、上手ですね」 後から声がかかる。 見ると僕と変わらないぐらいの少女がいた。大きな二つの目が愛らしい。 僕を見て笑顔を浮かべている。 薄く頬にはエクボもみえた。 「書いて貰おうかな」 女の子は言った。
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