二十年

10/14
前へ
/96ページ
次へ
一ヶ月が立ち、真澄の誕生日に僕は初めて彼女を抱いた。 夢を語り、生きる喜びを語り、二人寄り添い朝までずって過ごした。 「最高の誕生日」 真澄は呟いた。 ぼくは想いを告げると、真澄の体を再び抱き寄せた。 真澄が体を寄せてくる。目を瞑ると唇をあわせた。 夢のようなひと時。
/96ページ

最初のコメントを投稿しよう!

64人が本棚に入れています
本棚に追加