すべり台の上の桜
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構わず僕は写真を撮る。 構わず少年は言葉のナイフで僕を切る。 「で、写真撮って売れてるの?」 「…売れてると思う……?」 少年が考える。 暫くすると自分の中で結論が出たのかまっすぐ僕の方へ向いた。 綺麗な黒目だった。 「結構マイナーだけどそこそこって感じ?」 「…当たり」 にんまり。 少年が勝ち誇ったように笑った。
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