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噴水を眺める僕に彼女は近付き
僕の隣に座った。
僕は彼女を見て涙を拭うと彼女は呆然と僕を見つめた。
「あの…大丈夫?」
「え!?ああああ、はははハィ…」
彼女はニコッと微笑むと夜空を見上げ言った。
「携帯って呟いてたけど何かあったの?」
「いいいイイデス。噴水にオオお落ちたダケだけですから」
「マジ!?」
女性は驚き噴水を見渡すと噴水の中へ入って行った。
『ちょwww』
僕は水浸しになって噴水の中に手を入れる彼女をただ見守っていた。
「あった!!」
噴水の音に微かに聞こえた女性の声と
僕の携帯を空高くかざしながら僕の所へ向かってくる。
僕は呆然と見ると恥ずかしさの余り顔を下に向けた。
「はい」
携帯を受け取り電源を起動してみるが…当然のごとく携帯画面は光る事なく反応は無かった。
ガッカリする僕に
全身濡れた女性が言う。
「マジでゴメンナサイ」
僕は顔を上げると
女性は悲しそうな顔をしていた。
『濡れた女性は素敵です』
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