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春日は打ち合わせをしながらテレビ局の廊下を歩いてくる。
そして落ちる。
…いい気味だ。
少し機嫌がなおった。これなら笑えそうだ。
めちゃイケのメンバーと一緒に春日の所へ行く。
すると、番宣の時間を伸ばすために春日が熱湯に浸かる流れになった。
あぁ…悪い予感がする…
春日が熱湯に浸かり、頭にシャンプーを掛けられる。
少しして春日が熱湯から飛び出した。
これだけ耐えたんだ、上々だろう。
少しだけ春日を誉めてやろうという気になった。
「若林さんも…」
やっぱりだ。悪い予感は当たった。
俺は渋る。とことん渋る。
しかし…落とされた。
顔から落ち、その上肩を押さえられ出られなかった。
暴れて暴れて、どうにか熱湯から出られたとき、俺はキレる寸前。
めちゃイケメンバーが聞く。
「あれ…キレてるんですか?」
…。
やるしかないのか。
「き…キレてないっすよ…。」
滑った。
最悪だ。最悪だ。最悪だ。
テレビ的な流れもあったが、先輩のフォローもあったのはわかっている。
それでも俺の機嫌は良くならない。
イラつく。
それでもどうにか機嫌のいい風に装って撮影を終わらせた。
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