兎に角一言言わせろ。

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「何度言ったらわかるんだ! このバカスガ!」 綺麗な右ストレートが春日の頬にめり込んだ。 「っ…その件に関してはすまないとさっきから言っているだろうっ!」 痛みに涙目になりながら春日は若林を見て言う。 確かに楽屋に戻ってくる時に春日はずっと謝り続けていた。 それでも若林の気は収まらない。 「フォローする俺のことを考えやがれ!!」 「本当に申し訳ない!」 「このポンコツ。次やったら殺すぞ。」 何度言っているだろう。 …次は何日後に同じ理由で怒ることになるんだろうな…。 「今日お前の部屋行くから。お菓子準備しとけよ。」 「…ウィ…」 おしまい…
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