~遥かなる君へ~

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「朝から不愉快なんだけど?」 「誰だてめぇ?」 いきなり声をかけたのは悪いと思っているけど、さっきの声質と違いすぎだろ…… 「誰かって聞いてんだよ!」 たいした間もないのに、返事がないことにいらっときたのか、怒鳴ってくるちゃらちゃら野郎。 めんどくさい……どうしてこうゆう奴らはキレやすいんだか…… 俺はちらっと女の子の方を見る。 助けに入った事で、落ち着いたらしい。目線が交わった。 ドキッ……そんな感じに心臓が高鳴った。 かわいい……そんな感じだった。 不謹慎にも今この場でそんな事を思ってしまった。
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