343人が本棚に入れています
本棚に追加
月明かりに照らされた山道を2人の男が歩いている・・・
「ふぅ~もう少しか?」
後ろを歩いている男が、前を歩く男に問いかける。
「いえ全然まだまだです」
前を歩く男が疲れたように答える。
「マジかよ!?道間違えたんじゃね?」
その態度が気にくわないのか、後ろの男が軽く怒鳴る。
「先輩について行ってるならともかく、僕が前を歩いてるんですから、それはないです」
と、地図を見ながら答える。
どうやら後ろの男が先輩らしい。
口では先輩と言っているが、前を歩く男はそんなコトを気にする様子もない。
「わ~ったよ!しっかりついてきますよ~」
後ろの男が悪態をつきながら言う。
そして歩くコト数時間・・・
山道も、険しい道から、ゆるやかな道になっていた。
「あれか!?」
先輩の男が指差す。
「あれです!先輩!やっと着きましたよぉ~」
後輩の男も指を差し、少し興奮してるようだ。
2人が指差す先には、小さな村があった。
そしてここから物語がはじまる
最初のコメントを投稿しよう!