プロローグ

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月明かりに照らされた山道を2人の男が歩いている・・・ 「ふぅ~もう少しか?」 後ろを歩いている男が、前を歩く男に問いかける。 「いえ全然まだまだです」 前を歩く男が疲れたように答える。 「マジかよ!?道間違えたんじゃね?」 その態度が気にくわないのか、後ろの男が軽く怒鳴る。 「先輩について行ってるならともかく、僕が前を歩いてるんですから、それはないです」 と、地図を見ながら答える。 どうやら後ろの男が先輩らしい。 口では先輩と言っているが、前を歩く男はそんなコトを気にする様子もない。 「わ~ったよ!しっかりついてきますよ~」 後ろの男が悪態をつきながら言う。 そして歩くコト数時間・・・ 山道も、険しい道から、ゆるやかな道になっていた。 「あれか!?」 先輩の男が指差す。 「あれです!先輩!やっと着きましたよぉ~」 後輩の男も指を差し、少し興奮してるようだ。 2人が指差す先には、小さな村があった。 そしてここから物語がはじまる
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