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二人が村に到着したのは、もう明け方になった頃だった。
「やっと着いたな~」
フゥーとため息を吐きながら先輩の男が荷物を降ろす。
「まだ降ろしちゃダメですよぉ~先輩」
地べたに腰を下ろしもうくつろぎ始めている先輩を注意する。
そんなコトをおかまいなしに先輩はタバコに火をつけプハァ~と、一服している。
「もう先にギルドに行かないと」
呆れたように後輩が言う。
「わ~ったよんじゃ行くぜ」
いつの間にかタバコを吸い終え、もう準備していた、先輩が歩きだす。
「あ~待ってくださいよぉ~」
急いで後輩が付いて行く。
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