不思議な力

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  「う~ん..」 日の光が眩しい。 よく晴れた休日の朝。 俺は部屋の窓から射し込んでくる日差しで目を覚ます。 今何時だ…? 時計を見ると、現在11:20。 「……寝坊しちまった。 まぁ休日だし、たまにはいいか」 そう呟き、俺は大きな伸びをする。 これが気持ちいい。 あーまだ布団かぶってたいなぁ…。 ちょっと躊躇いながらも、心を決めてベッドから降りる。 あくびをしながらドアノブに手をかけ、一階に降りていく。 見ると一階には誰もいない。 まぁ休日だからな。 ……って、普通は休日の朝はみんな家にいるもんじゃねぇの!? ったくわからないな、うちの家族は。 あ、ちなみにうち、ランダー家は父・母との3人家族。 ってそんなこと言ってる場合じゃなくて! ごはんは!? そう思ったのも束の間、俺はテーブルの上の置き手紙に気付く。  
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