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夜中、 ワタシは暗い部屋の中に居た。 ワタシはベッドの中に居て、窓の方へと手をのばす。 外は曇り。 だけどこの部屋よりは明るい。 のばした手は黒い。 光に照らされていないから。 スッと後ろから黒い手が出てきて、ワタシの手を掴む。 「どうした??」 「…なんでもないよ。」 ひとつになる手と手。 ワタシの冷えた手と 貴方の暖かい手。 ワタシはこの貴方の手の温もりが大好き。    
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