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「そっか…」
かごめの声は小さく震えた。
傷つく覚悟は出来ていた。
犬夜叉の中に鮮明に残っている桔梗の姿を消す事はできない。
それは分かっていたはず…なのにどうして心は痛むんだろうと思った。
「どうした?」
犬夜叉が心配そうにかごめに問いかける。
「なんでもないっ」
かごめは明るく振る舞った。
「そう言えばさっ!
夜に虹って出ると思う?」
かごめは笑顔で話す。
その笑い顔が少しひきつっていることを犬夜叉は気付かなかった。
「いきなりなんだよっ
うーん普通でねぇだろ」
「そんな夢無いこと言っちゃってー私は出るって信じてるよ!ふはぁーなんか犬夜叉と話してたら落ち着いたみたいっもう寝よっ」
「そっそうか?じゃぁ寝るか」
2人は小屋に戻った。
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