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その後、俺と彼は互いに自己紹介した。
彼は俺より2つ上で『如月隼斗』というらしい。
如月先輩に連れられて、部室に入る。
「ちーすぅ!仮入部の奴連れて来たぞ!1年の『竜崎一馬』くん!」
如月先輩が、部室に入るなり、俺の自己紹介をした。狭い部室にいた人が一斉に俺を見る。
部室には、女の人が2人、男の人が1人いた。
女の人たちは、何やらイラストを描いているようだ。男の人は小説を読んでいたみたいだ。
「仮入部の人?歓迎だよ!あたし2年の『森川さくら』!よろしく!」
手前の女の人は絵を描くのをやめて挨拶をしに立ち上がり、俺の目の前にやって来た。
『森川さくら』と自己紹介してくれた女性は、露出がちょっと高い服に、髪は短く、軽いウェーブが掛かってツインテールに結んでいる。色は茶髪でプリンのようになっていた。
一言で表すなら『ギャル』って感じであった。
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