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ひたひたひた、とその足はまだ騒がしく叩かれる扉へと向かっていく
ガチャリ……バンッ
扉の鍵を開けた途端に開かれる扉
そこに立っているのは不機嫌な顔をした赤髪の少年だった
「おい、慎ッ!!!なんでまだ用意もしてねぇんだよ。これ完璧遅刻じゃんか…。」
赤髪の少年は不機嫌な顔から呆れたような表情になり肩にかけていた学生鞄を床におく
「最近生活がハードでな…。なかなか睡眠が足りなくて起きられないんだ。」
慎と呼ばれる少年はまだ完全に目覚めていないようでおぼつかない足取りで洗面所へと向かう
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