epilogue2

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優「喧嘩した」 ボソッと優は俯いたまま呟いた。 中島「はっ!?」 思いも寄らない優の言葉に、直人はびっくりして目を見開いた。びっくりする直人を無視して優は直人の横を通り過ぎる。 中島「おい、仲直りしろよ?勿体ないから」 落ち着いた口調で直人は優の後ろ姿に言った。 優「何が勿体ないの?」 振り返らないで優は静かに直人に尋ねた。 中島「こんな楽しい日に喧嘩で時間潰してる暇ないぜ?ああ、勿体ない」 大袈裟に首を振って直人は腰に手を当てた。直人のわざとらしい言い方に優はムカついて振り返った。 優「わかってるよ!」 中島「じゃあ仲直りしに行けよ。河合達がそんなんだとみんなの時間が勿体ない」 怒る優に直人は右眉を寄せて、左手は腰に当て、右手を軽く振った。 優「勿体ない勿体ないってうるさいなぁ……」 偉そうな態度の直人に優は更に苛々し邪険に言う。そんな優に構わないで直人は優と目線を合わせる。
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