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一枚のテスト
『核家族』
nuclear family
夫婦と未婚の子だけからなる家族。アメリカの人類学者マードックの用語から生まれた。日常的には「核家族化」などの用法で知られているが、マードック自身はまったく別の角度から「核家族普遍説」を唱えて学界の注目をひいた。まず後者についてであるが、彼は、250の人間社会を比較検討し、核家族がそれ自体として存在することはもちろん、一夫多妻などの複婚家族、親夫婦・子夫婦同居などの拡大家族も、いわば分子としての核家族の集合体であり、その意味で核家族が、地域、時代を超えた普遍的な家族の構成要素であると主張した。今日では、こうした主張が妥当しないことが多様な家族形態の存在から実証されてきている。特定の家族形態を普遍的とすることで、その他の形態を逸脱とみなしてしまう危険性もある。
(yahoo!百科事典より『核家族』冒頭より抜粋)
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