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段々と中に入って行くに
連れて暗く暗く
見えなくなって行った
ランプの明かりさえ見えないくらいに
中心部に来たのだろうか?
僕達はあまりの暗さに手を繋いで迷子にならないように進んだ
ふと下を見ると
枯れ葉で出来たような階段があった
その先には眩しいくらいの
光が輪を作り
森の中に差しているようだった
僕達はその光に吸い込まれるように
真っ直ぐ 真っ直ぐ
ちょうど二階に上がるくらいの
高さがあるその光の先まで
階段を踏締めるように登って行った
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