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「おいおい何でこんな所に餓鬼がいんだよ?」
目の前には黒のローブをきた男が立っていた
「あ、あなたは?」
「先ず俺の質問に答えろよ」
そう言いながらも怪我をした足を治癒魔法で治してくれていた
「強制転移させられてここにきました」
「強制転移?誰がそんなこと?」
「父様です今は違いますけどね……」
「?まぁ深読みはしねぇよ」
「ありがとうございます。」
「で、お前の質問だったな
俺は今<聖神の使徒>の零番隊長をしている
大神 真だ」
「<聖神の使徒>ってなんですか?」
「お前しらねぇのか?」
それもそのはず龍は倉庫に閉じ込められ、母親が外に連れ出してくれていた時間だけしか外に出たことはなく世間など殆どしらなかったのだ
「すいません」
「もういいからお前の名は?」
「僕は龍っていいます」
「龍かいい名だ」
「どうも。」
「でお前はその父親に捨てられたんだろ?」
真の言葉にグサッとくる
(捨てられたか…考えたくなかったんだけどな)
「そう……みたいですね……」
「そこでだなどうせ帰る所がねぇんだろ?なら俺の養子として俺達のギルドにくるか?」
「いいんですか?」
「あぁ」
「ありがとうございます」
龍は母親以外に優しくされたことがなかったため真の優しさに触れて泣いていた
「あぁこれからは大神 龍って名乗れ!
それともう親子なんだから敬語はやめてくれ、な?」
「うん!」
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