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苦悩の果てに
魂の抜けた日を歩き抜け
燃え尽き傾く陽の下を行く
意味を問いながら
次に来る日には枯れていると
知って眺めた花は
いつか見た花より
とても綺麗だった
争い削がれた身に息注ぐ
それが夢ならば
震える体を裏返して
全てを吐き出した
それでも染み付いた想いは
消えなかった
未だ意志なのか
次に来る日には枯れていると
知って眺めた花は
昨日見た花より
やたら綺麗だった
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