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此処まで話してきたこの能力の説明。
液体説、電波説など、他にも思いあたるものがあるが、その全てを肯定出来るのがこの能力の特徴である。
能力の届く範囲内ならば液体説や電波説が作用する。
が、範囲外からの能力はどうして打ち消せるのか。
これは他の能力を使って説明する。
例えば咲夜。
範囲外から時を止めてしまえば、彼女だけの時間になる。
が紫鬼は動いてみせた。
これは液体説や電波説は通用しない。近くにいた美鈴が止まっていたからだ。
では何故?
これは何らか別の能力が働いているのか解らないが、土足で咲夜の時間に侵入しているのだ。
打ち消してはいないが、結果的に咲夜の能力が通用しないのであまり変わりはない。
魔理沙の場合。
魔理沙の魔法は何故紫鬼には届かないのか?
これは同等の力のようなものをぶつけて相殺させているか、範囲内に触れた瞬間、魔力、魔法そのものが消えてなくなっているのだ。
アリスの人形が範囲内に入った場合も同じであり、アリスの人形は魔力の糸で操っているだけなので、それがなくなってしまえば意味をなさない。
因みに、能力だけを打ち消すので、能力で取り出した実物は消えない。
爆発や破壊させる能力は勿論、範囲内であれば何らかの力が作用して何も起こらない。
しかし、範囲外での爆風は能力が生み出した実物なので打ち消してしまえない。
言うところこの能力は、必ず能力から身を守る能力である。
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