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彼女…………
天野桃華は愛されていた。
桃「お母さん!!お母さん!!クッキー焼いてよ♪」
ママ「しょうがないわね!!今日のおやつはクッキーね」
私はお母さんの作るクッキーが大好きだった。
勿論今も。
だけど……クッキーを焼いてくれたお母さんはもういない。
お母さんは何者かに命を狙われていた。
天野家は代々続いているいわゆるお金持ちの家系。
天野家に伝わるペンダント。
それが狙われていた。
お母さんは自殺なんかじゃない!
殺されたんだ。
お母さんは死んでしまう1日前。
ママ「桃華…………
私の命より大事なもの。このペンダントを桃華に預けるわ」
私は光り輝く羽をモチーフにしたペンダントを私の首にかけた。
桃「貰っていいの!!!???」
ママ「誰にもあげない、見せないのよ??」
約束をしてペンダントを貰った。
今私が走っている訳…………ペンダントの在処を知っているが為に、私を捕まえようと、殺そうとしてるやつらが追い掛けてきているからだ。
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