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ザァー
雨は段々強く地面に降り注ぐ。
桃「ハックション!!!
寒いよぉ………」
衣服はびちょびちょで汚れている。
替えの服はない。
桃華は段々眠くなってきた。
『イタゾ!!!!!!!!!こっちだ!!!!』
案外見つかるのが早かったようだ…
桃華は我に返り走りだす。
タッタッタッ
逃げなきゃ……
逃げなきゃ……
『待ちやがれ!!!!!』
あいつらが……来る!
もっと速く走りたい!
男達は一生懸命追いかける
はぁはぁはぁ……
桃華は段々走るのが遅くなっていく。
雨が邪魔をしている。
視界が悪い……
ズルッ
桃「きゃあああああ!!!!!!!!??」
ガラガラ……
桃華は小さな崖に気付かず、まっ逆さまに落ちていく。
プッ
意識がなくなった。
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