我が愛すべき友人へ。

5/5
前へ
/42ページ
次へ
「ね、佳奈ー」 「何」 笑いながら呼ぶと、面倒くさそうに、だけどちゃんと返事をしてくれる。 その彼女の優しさが、嬉しくて。 「だぁい好き!」 「・・・・バーカ」 微笑んで言うと、苦笑して私の頭を小突いた。 「トーゼンでしょ」 そう言って微笑んだ佳奈は、今まで以上に綺麗で優しい顔をしていた。 我が愛すべき友人へ。 キミは綺麗な人。 キミは優しい人。 キミは私の、一番大好きな人。             Fin.
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加