雨の日のマッドハプニング

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……頭クラクラしてきた。 もう出るか。 風呂から出ると、お気に入りのフワフワした手触りのバスタオルで体を拭く。 パジャマ(にしているTシャツとハーフパンツ)を着て、リビングへ入る。 「圭。よく温まった?」 母さんだ。 キャベツを刻みながら、俺に話しかけている。 「うん。ところで今日の夕飯何?」 キッチンへ回って、出されている食材に目を通す。 「ん?今日はねぇ、コロッケでも揚げようかと思って」 コロッケか…そんなに好きじゃないけど、今日は無性に腹が減ったので、美味しく食えるだろう。 「そう」 とりあえず返事をして、ソファーに座る。
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