中二病

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そこで適当な物質(っつっても多分沸騰石とか)を指で触りながら、 『へぇ…先生もなかなか良い物を仕入れてくるんだな。』 とか言ってたり、 適当な薬品の入った瓶を傾けて 『ははっ。ちょっと調合の具合がおかしいかな。ま、授業用には充分か。』 とかほざいていた。 友人は当然ハァ?って感じ。     それでも俺はお構いなしに 『ふん。』とか 『ははっ!』とかやってた。   そんで一番奥の戸棚を開けて急に表情を変え、 『これは!!先生!いったい…何て物を!何をしようとしてるんだ!』 って言ってみせた。 友人も驚いて 『それそんなヤバいの?』って聞いてきた。   俺は『こんなの黒の教科書の挿絵でしかみたことないぜ…!それなら、もしかしてこっちの瓶は!?』 って別の瓶を手にとって嗅いだ。
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