1 side 真弓

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1 side 真弓

「真弓!今日、何か食べて帰ろうよ。」 「ごめん。これからデートなんだな。」 「あぁ、年下数学教師かぁ。」 「年下は、言わなくていいよ。」 あの日 私は久しぶりに彼と食事出来る事が嬉しくて、浮き足立っていた。 「じゃあね、莢香(さやか)また明日。」 同僚の瀬戸莢香は、大学からの親友だ。 身長150センチ。大きな瞳は色素が薄く茶色。 気が利いて、仕事も出来て笑顔が可愛いくて人気者。 ちょっと、自慢だ。 「雨、降ってるから気をつけて行きなよ~。」 「解ったぁ。」
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