楓の独立宣言

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楓「梨華、私さぁ、自分の店出そうかなあって考えてるんだけど…」 突然の楓の言葉にあまりピンとこない私。 楓「むこうの店のお客さんで、出資してくれるって人がいてさぁ…」 楓は、私のいる店にはピンチヒッターで週1~2回ほどの出勤で、他は隣町のスナックで働いている。 梨「へぇ…って、あんた何処に店出す気なの?」 楓「ん?向こう(笑)」 梨「………。」 隣町に私は住んでいるのだが、かなりの田舎で、私は楓に聞くまで飲み屋の場所を知らなかったほどだった。 梨「…楓がやっていける自信があるならいい話しなんじゃない?」 私は若干、他人事的ないい加減な返事をした。 楓「大丈夫だよ(笑) 私、元々は地元だから同級生とかめっちゃいるし、今のとこでもかなり掴んでるから」 自信は十分な様子で答える楓を少し心配だが応援することにした。 .
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