プロローグ

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薄暗い闇の中にぽつん、と一つ、チカチカする電灯の光にアタシは目を閉じた。 眩しい。 アタシは間違っているのだろうか。 いや、間違ってなんかない。 ―…そう思いたい。 今日も、ガラムの匂いがするベンツのドアを思いっ切り閉めた。 明日はどんな1日が待っているんだろう。 コツ、コツ、ってアタシのヒールの音が響く。
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