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「僕とセックスしてもらえませんか?」
浅井凌(あさい りょう)は放課後の教室で目の前にいる女の子、柊未奈(ひいらぎ みな)に向かって普通じゃちょっとアリエナイ台詞を口にした。
彼は自分の席に座ったまま、そしてその席から見て右斜め前にある机の上に、彼女は座っていた。
落ち着きなく、足をプラン、プランと動かしている。
夕日が教室を赤く染めていた。
「いいよ」
心の中でガッツポーズを決める浅井凌。
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